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溶連菌と風邪の違い|喉の痛みだけで見分けられる?専門医が解説

[2025.11.12]

はじめに:強い喉の痛みと高熱は注意サイン

喉の痛みが出たとき、「ただの風邪だろう」と様子を見る方は少なくありません。しかし、喉の痛みの原因には風邪だけでなく、溶連菌感染症など治療が必要な病気が隠れていることがあります。特に溶連菌感染症は、適切な治療を行わないと合併症につながる可能性があり、早めの見極めが重要です。

本記事では、呼吸器専門医の立場から、「溶連菌と風邪の違い」「喉の痛みから見分けるポイント」「受診の目安」について、できるだけ分かりやすく解説します。

【溶連菌と風邪の違いを一目で理解】

風邪の多くはウイルス感染によるもので、喉の痛みのほかに咳や鼻水などの症状を伴うことが一般的です。一方、溶連菌感染症は細菌感染であり、症状の出方にいくつか特徴があります。

溶連菌では、急に強い喉の痛みが出現し、高熱を伴うことが多く、咳や鼻水は目立たない傾向があります。また、扁桃腺に白い膿が付着したり、首のリンパ節が腫れて痛みを感じることもあります。

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【他の感染症との違い】

喉の痛みや発熱は、風邪・インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症などでも起こりますが、それぞれ症状の出方や治療方針が異なります。

感染症

原因

主な特徴

溶連菌感染症

細菌

高熱・強い喉の痛み・白苔

風邪

ウイルス

喉の痛み・鼻水・咳

インフルエンザ

ウイルス

高熱・全身倦怠感・関節痛

一般的に、咳や鼻水が目立たず強い喉の痛みが続く場合は溶連菌が疑われますが、症状だけでの判断は難しく、最終的には検査が必要です。

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【喉の痛みだけで溶連菌は見分けられる?】

結論から言うと、喉の痛みだけで100%見分けることはできません。ただし、いくつかの症状が重なると溶連菌を強く疑うサインになります。

・38℃以上の発熱がある 

・咳や鼻水がほとんどない 

・喉の痛みが非常に強く、飲み込むのがつらい 

・首のリンパ節が腫れて痛む

・扁桃腺に白い膿が付着していると言われたことがある

これらが当てはまる場合は、単なる風邪と自己判断せず、医療機関を受診することが大切です。

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【風邪による喉の痛みの特徴】

一方、風邪の場合は、喉の痛みに加えて鼻水、鼻づまり、咳などの症状が同時に現れることが多く、発熱しても微熱から38℃未満であるケースが一般的です。数日かけて徐々に症状が変化していくのも、風邪の特徴といえるでしょう。

【溶連菌感染症が疑われる場合の検査】

溶連菌感染症が疑われる場合、医療機関では迅速検査を行うことができます。綿棒で喉を軽くぬぐう簡単な検査で、数分程度で結果が分かります。

【溶連菌と診断されたら】

溶連菌感染症と診断された場合は、抗菌薬による治療が必要です。症状が軽快しても、自己判断で薬を中止せず、医師の指示通り最後まで服用することが重要です。治療を途中でやめてしまうと、リウマチ熱や腎炎などの合併症を引き起こすリスクがあります。

【喉の痛みがあるときの受診目安】

喉の痛みが強い、高熱が続く、食事や水分がとれないといった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。特にお子さんの場合は、症状が急激に悪化することもあるため注意が必要です。

【まとめ】

喉の痛みはよくある症状ですが、原因によって対応は大きく異なります。風邪と思って様子を見ていたら、実は溶連菌感染症だったというケースも少なくありません。「検査して何もなければ安心」という考え方も、大切な受診理由のひとつです。気になる症状がある場合は、早めに医療機関へ相談することが安心につながります。

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