予防接種
当院での取り扱いワクチン
肺炎球菌ワクチン(一度受診後、再診時接種可)
定期接種(ニューモバックス)、自費接種(ニューモバックス・プレベナー20・バクニュバンス)。
帯状疱疹ワクチン(一度受診後、再診時接種可)
定期接種、自費接種(乾燥弱毒生水痘ワクチン、シングリックス)
季節性インフルエンザワクチン(初診時接種可)
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌ワクチンは、肺炎などの重い感染症を予防するワクチンです。
特に65歳以上の高齢者や持病のある方にとって、肺炎球菌による肺炎は命に関わることがあります。
ワクチンを接種することで、肺炎の発症や重症化を防ぐ効果が期待されます。
肺炎球菌ワクチンには、主に3種類あります:
ニューモバックス(PPSV23)
65歳以上の定期接種の対象。23種類のタイプの肺炎球菌に対応。
プレベナー20(PCV20)、バクニュバンス(PCV15)
小児やハイリスクの成人に使用。免疫のつき方がしっかりしている。
どちらも肺炎や重い合併症を減らす効果があり、必要に応じて両方のワクチンを順番に接種することもあります。
副反応としては、注射部位のはれや痛み、軽い発熱などがありますが、通常は数日でおさまります。
アレルギーや過去に強い副反応があった方は、事前に医師にご相談ください。
65歳になる年には、市区町村から肺炎球菌ワクチンの案内が届くことがあります。
予約制ですので、ご希望の方はお電話や受付でお問い合わせください。
一度ご受診いただいた上で、接種予約を取らせていただきます。
「肺炎が心配」「最近体力が落ちてきた」「65歳以上になった」という方は、この機会にぜひご検討ください。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹ワクチンは、50歳以上の方に推奨される、帯状疱疹の予防ワクチンです。
帯状疱疹は体の片側に痛みと発疹が出る病気で、後遺症として長く痛みが続くこともあります。
ワクチン接種により、発症や神経痛のリスクを大幅に減らすことができます。
当院では2種類のワクチンを取り扱っています。
生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)
1回接種。発症予防効果は約50%。
不活化ワクチン(シングリックス)
2回接種。発症予防効果は90%以上と高く、神経痛の予防にも効果があります。
横浜市では肺炎球菌同様に定期接種が2025年度から開始となります。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンは、毎年流行するインフルエンザを予防するワクチンです。
高熱や倦怠感、肺炎などを引き起こすインフルエンザは、高齢者や子ども、持病のある方が重症化しやすいため、秋〜冬にかけての予防接種が推奨されています。
接種は毎年行い、流行前の10月~12月に受けるのが効果的です。
時期となり受付開始しましたら、おしらせにてアナウンスいたします。