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【重要】帯状疱疹ワクチン接種はお急ぎください!公費助成の期限が迫っています

[2025.11.25]

帯状疱疹とは?症状・原因・危険性をわかりやすく解説

帯状疱疹は、過去に水ぼうそう(水痘)にかかったことのある人なら誰でも発症する可能性がある病気です。体内に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが、加齢やストレスなどによる免疫力の低下をきっかけに再活性化することで発症します。皮膚に激しい痛みを伴う水ぶくれが帯状に現れるのが特徴です。

特に恐ろしいのは、皮膚症状が治まった後も痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)です。この痛みは数ヶ月から数年、あるいは一生続くこともあり、日常生活に深刻な影響を及ぼします。70歳代で発症する方が最も多いとされていますが、50歳を過ぎると発症率が急激に高まります。

近年の大規模な海外研究では、50歳以上の方に帯状疱疹ワクチン(特にシングリックス)を2回接種すると、帯状疱疹の発症をおよそ90〜97%まで抑えられることが示されています。また、発症してしまった場合でも、帯状疱疹後神経痛(PHN)になるリスクを大きく減らせることが分かっています。

この帯状疱疹を予防する最も有効な手段が、ワクチン接種です。

👉関連ページ:予防接種(ワクチン)ページはこちら

帯状疱疹ワクチンは2種類|シングリックスと生ワクチンの違いを比較

現在、日本で接種できる帯状疱疹ワクチンには、大きく分けて2種類あります。それぞれの特徴を理解し、ご自身の健康状態やライフスタイルに合わせて選択することが重要です。

ワクチンの種類

生ワクチン(ビケン)

不活化ワクチン(シングリックス)

接種回数

1回

2回

接種方法

皮下注射

筋肉内注射

発症予防効果

約50〜70%

約90〜97%

効果の持続期間

約5年程度

9年以上にわたり高い効果を維持

費用(目安)

1回あたり8,800円

1回あたり22,000円

接種できない方

免疫機能に異常のある方、妊娠中の方など

特になし(生ワクチンが接種できない方も接種可能)

生ワクチン(ビケン)の特徴

水痘ワクチンを応用したもので、弱毒化されたウイルスを接種します。接種回数が1回で済むため、費用負担や通院回数を抑えたい方に選ばれています。ただし、予防効果はシングリックスに比べてやや劣り、免疫抑制状態にある方などは接種できません。

不活化ワクチン(シングリックス)の特徴

ウイルスの成分の一部を使い、高い免疫反応を引き起こすように開発された新しいワクチンです。2回接種が必要ですが、非常に高い予防効果(90%以上)と長い持続期間が最大のメリットです。生ワクチンが接種できない方でも接種が可能です。

さらに、長期の追跡研究では、シングリックス接種から10年以上たっても、およそ8割程度の予防効果が続いていると報告されています。日本国内のデータでも、シングリックスを接種した方は、接種していない方に比べて帯状疱疹の発症が約85〜90%少なかったという結果が出ており、「よく効く」「長く効く」ワクチンであることが裏付けられています。

また、がん治療中の方や、ステロイド・免疫抑制剤を使用している方、移植後の方など、従来の生ワクチンでは接種が難しかった方でも、シングリックスでしっかり免疫がつくことが複数の研究で確認されています。免疫の状態に不安がある方にとっても、重要な選択肢となるワクチンです。

ウイルスの成分の一部を使い、高い免疫反応を引き起こすように開発された新しいワクチンです。2回接種が必要ですが、非常に高い予防効果(90%以上)と長い持続期間が最大のメリットです。生ワクチンが接種できない方でも接種が可能です。

👉関連ページ:帯状疱疹のページはこちら

本年度対象の方の公費助成の期限は令和8年3月31日|今受けるべき理由

帯状疱疹ワクチンは、原則として任意接種であり、全額自己負担となります。しかし、多くの自治体では、住民の負担を軽減するため、接種費用の一部を助成する制度(公費助成)を独自に実施しています。横浜市でも実施しております。

この公費助成制度は、国の会計年度(令和7年度)に合わせて、本年度対象の方は、令和8年3月31日をもって助成終了となります。

このように、シングリックスには「高い予防効果が長く続く」「免疫が弱っている方にも使える」という明確なエビデンスがあります。だからこそ、公費助成が利用できる今のうちに接種しておくかどうかが、将来の帯状疱疹リスクを大きく左右すると言えます。

助成の期限は令和8年3月31日です!

この期限を過ぎると、全額自己負担となり、特に高価なシングリックスの場合、大きな経済的負担となります。公費助成の恩恵を受けるためには、この期限までに接種を完了する必要があります。

シングリックスは2回接種|助成を受けるには1月中の接種開始が必要

特に高い予防効果を持つシングリックスの接種を希望される方は、接種のスケジュールに細心の注意が必要です。

接種スケジュールと助成対象

シングリックスは、2回接種が必須であり、1回目と2回目の間隔は、最短で2ヶ月と定められています(遅くとも6ヶ月以内に2回目を接種)。

公費助成の期限である令和8年3月31日までに2回とも接種を完了し、助成を受けるためには、遅くとも令和8年1月中に1回目の接種を完了しなければなりません。

接種回数

接種時期

助成の可否

1回目

令和8年1月31日までに接種

公費助成の対象

2回目

令和8年3月31日までに接種

公費助成の対象

1回目

令和8年2月1日以降に接種

公費助成の対象

2回目

令和8年4月1日以降に接種

助成対象外(全額自己負担)

1回目が2月以降になるとどうなる?

もし1回目の接種が2月以降になってしまうと、2回目の接種が助成期限の3月31日を過ぎてしまい、2回目分の費用は全額自己負担となってしまいます。高額なシングリックスの費用負担を考えると、これは大きな違いです。

まとめ|帯状疱疹ワクチンは早めの予約が安心です

帯状疱疹は、発症するとQOL(生活の質)を著しく低下させる可能性のある病気です。ワクチン接種は、そのリスクを大幅に軽減する、未来への大切な投資です。

特に、高い効果と長い持続期間を持つシングリックスの接種を検討されている方は、公費助成の恩恵を最大限に受けるために、今すぐ行動を起こす必要があります。

令和8年3月31日という期限は刻一刻と迫っています。シングリックスの2回接種を公費助成内で完了させるには、遅くとも1月中の接種開始が必須です。

接種の予約をお急ぎください。

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