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頭痛

頭痛とは?

頭痛(ずつう)とは、頭のどこかが「ズキズキ」「ガンガン」「締めつけられるよう」など、さまざまな形で痛む症状です。多くの人が一度は経験したことがあり、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。

頭痛は、「命に関わらないもの」も多いですが、ときに重大な病気のサインであることもあるため注意が必要です。

頭痛の主な種類

頭痛は、大きく分けて「一次性頭痛(原因がはっきりしないが慢性的)」「二次性頭痛(何らかの病気が原因)」の2つに分けられます。

一次性頭痛(慢性的な頭痛)
緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)
  • 「頭が重い」「しめつけられる」「帽子をかぶっているような感じ」
  • 長時間のデスクワークやストレス、肩こりなどが原因で、筋肉が緊張して起こります
片頭痛(へんずつう)
  • 「ズキズキ」「ガンガン」とした拍動性の痛みが、頭の片側に出ることが多い
  • 光や音に敏感になり、吐き気を伴うことも
  • ストレス、睡眠不足、月経、特定の食べ物(チョコ、チーズ、赤ワインなど)で誘発されることがあります
群発頭痛(ぐんぱつずつう)
  • 「目の奥をえぐられるような激痛」が、同じ時間帯に数週間続く
  • 男性に多く、非常に強い痛みが特徴です
二次性頭痛(病気による頭痛)
かぜや副鼻腔炎(蓄膿症)による頭痛
  • 声帯をよく使う職業(教師、保育士、司会者など)の方に多く見られます
  • 声の使い方を見直す必要があります
高血圧による頭痛
  • 朝起きたときに後頭部が重だるく感じることがあります
脳出血・くも膜下出血
  • 「バットで殴られたような突然の激しい痛み」が特徴。緊急対応が必要です
脳腫瘍・脳炎など
  • 徐々に強くなる頭痛、吐き気、けいれん、手足のしびれなどを伴う場合は要注意です


「たかが頭痛」と思っていても、症状が長引く、激しい、いつもと違う感じがする場合は、重大な病気のサインかもしれません。

頭痛の検査

頭痛の原因を見極めるためには、まずは症状の詳細を聞き、必要に応じて検査を行います。

【1】問診
  • いつから?どんな痛み?(ズキズキ?締めつけ?)
  • 頭のどこが痛い?(片側?全体?後頭部?)
  • 痛みの強さ・頻度・持続時間
  • 光や音で悪化するか?吐き気はあるか?
  • 発熱、めまい、しびれ、けいれん、視力障害など他の症状の有無
  • 既往歴(高血圧、脳の病気など)や服薬中の薬
【2】身体診察・神経学的所見の確認
  • 意識状態、視野、手足の動き、ふらつき、言葉の異常などを調べます
【3】血圧・体温の測定
  • 高血圧や発熱がないかを確認し、頭痛の原因を推定します
【4】血液検査
  • 感染や炎症、貧血、甲状腺の異常などを調べます
【5】画像検査(CT・MRIなど)※必要時
  • 「突然の激しい痛み」「今までにない痛み」「神経の異常を伴う頭痛」の場合には、脳の病気(出血、腫瘍、血栓など)を調べるためにCTやMRIを行います
【6】副鼻腔X線・エコー
  • 鼻の奥(副鼻腔)の炎症が疑われる場合に行います

緊急性のある頭痛(くも膜下出血など)を見逃さないことが大切です。特に「突然」「今までで最も強い」「吐くほどつらい」頭痛は、すぐに受診してください。

頭痛の治療

頭痛の治療は、原因に応じた対応と、痛みそのものを和らげる対症療法の2本柱で行います。

【1】緊張型頭痛の治療
  • 鎮痛薬(アセトアミノフェン、ロキソニンなど)で痛みを抑える
  • ストレスや肩こりを減らすため、温める・ストレッチ・姿勢改善が効果的
  • カフェインを含む飲み物が一時的に楽になることも
【2】片頭痛の治療
  • 軽い痛みには鎮痛薬、重度にはトリプタン製剤(片頭痛専用の薬)を使います
  • 寝不足、空腹、強い光や音を避ける
  • 頻度が多い場合には予防薬(抗てんかん薬、抗うつ薬、血圧の薬など)を使うこともあります
【3】群発頭痛の治療
  • 酸素吸入、トリプタン注射などが必要になることがあります
  • 専門医と連携して治療を進めます
【4】風邪や副鼻腔炎による頭痛
  • 原因の感染症を治療(抗生物質や解熱鎮痛薬)すれば、頭痛も改善します
【5】高血圧による頭痛
  • 血圧を安定させることで改善します。薬の調整や生活習慣の見直しが必要です
【6】命にかかわる頭痛(くも膜下出血など)
  • 一刻も早く専門病院での治療が必要です。救急車での受診がすすめられます
【7】日常でできる頭痛予防法
  • 決まった時間に寝て起きる
  • スマホやPCの使いすぎを避ける
  • 水分をこまめにとる(脱水も頭痛の原因になります)
  • 適度な運動とストレス発散を意識しましょう

ご相談ください

頭痛は「よくある症状」ですが、あなたの体からの大切なサインです。「いつもと違う」「頻度が増えている」「薬が効かない」などの変化がある場合は、放置せず医師に相談しましょう。

当院では、問診と必要な検査をもとに、頭痛の原因を丁寧に見きわめ、生活に合わせた治療を提案いたします。必要に応じて総合病院の専門科に紹介も可能です。

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