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CPAP、6月から基準が緩和——以前は対象外だった方へ

[2026.06.04]

2026年6月1日の診療報酬改定により、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のCPAP治療に関する保険適用基準が引き下げられました。

「以前の検査でAHIが基準に届かないと言われた」「グレーゾーンと言われてそのまま」という方が、今なら保険適用で検査・治療を開始できる可能性があります。

横浜・関内で内科・呼吸器科を専門とする当院の医師が、変更内容と対象になる方の目安をわかりやすく解説します。

2026年6月から変わったCPAP保険適用基準——AHI数値の具体的な変更点

改定前後の基準を比べてみる

今回の改定で変わったのは、CPAP治療を保険適用で開始できるAHI(無呼吸低呼吸指数:1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数)の下限値です。

検査の種類 改定前 改定後(2026年6月〜)
簡易検査でCPAP導入 AHI 40以上 AHI 30以上
精密検査(PSG)でCPAP導入 AHI 20以上 AHI 15以上

つまり、これまで「AHIが足りない」として保険適用外だった方の一部が、今回の改定で正式な治療対象になりました。

なぜ今回、基準が引き下げられたのか

これまでの研究により、AHI 15〜20程度の「中等症」SASでも、高血圧・心房細動・認知機能低下・交通事故リスクとの関連が明らかになってきました。「数値が基準に届かなければ放置してよい」という考え方が、医学的に見直された結果が今回の改定です。

詳細は厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」をご参照ください。

「自分は対象になる?」——再評価が必要な方のチェックリスト

以下に当てはまる方は、今回の改定で新たに保険適用の対象になった可能性があります。

  • 以前の検査でAHI 15〜39と言われ「様子をみましょう」で終わった
  • 簡易検査でAHI 30〜39だったが「精密検査が必要」と言われそのままになっている
  • 「基準を満たさないのでCPAPは使えない」と説明を受けたが、症状は続いている
  • 検査を受けていないが、パートナーにいびきを指摘される・日中の強い眠気がある・朝起きたときに頭が痛い

また、SASの症状に心当たりがある方は、まず症状の確認から始めてください。

→ 睡眠時無呼吸症候群の症状・リスクについてはこちらのブログで詳しく解説しています。

今回の改定で「何が楽になったか」——患者側の変化

簡易検査だけでCPAPを始められる対象が広がった

改定前は、簡易検査でAHI 30〜39の場合、CPAP導入のためにPSG(終夜睡眠ポリグラフ)検査が別途必要なケースがありました。今回の改定後は、簡易検査でAHI 30以上があれば、PSGなしでもCPAP導入が可能になります。当院では簡易検査もPSGもどちらも自宅で受けられるため、仕事を休んだり遠方に出向いたりする必要はありません。

中等症の段階で治療を始めることの意味

SASは重症になるまで待ってから治療する病気ではありません。中等症の段階でCPAPを開始した方が、心臓・血管・脳への負担を早期に軽減でき、日中のパフォーマンス改善も実感しやすい傾向があります。今回の基準緩和は、「治療の入口を広げた」改定です。

当院での検査からCPAP導入までの流れ

ステップ1:自宅での検査(簡易検査・PSGどちらも)

当院では簡易検査もPSG(終夜睡眠ポリグラフ)も、自宅で受けていただけます。診察時に検査申込書をご記入いただくと、後日提携業者から連絡のうえ機器が自宅に届きます。あとはいつも通り就寝するだけで検査が完了します。入院不要・仕事を休む必要はありません。検査終了後は、同じ業者へ機器を返送いただきます。AHIの結果に応じて、次のステップを医師がご説明します。

ステップ2:基準を満たしたらCPAP導入

簡易検査の結果で基準を満たした場合、保険適用でCPAP機器のレンタルを開始します。費用は3割負担の方で月額5,000円前後が目安です。

機器の使用データは毎月の診察時に確認し、圧力設定の調整や使用上の悩みに対応します。CPAPを長く続けるためのサポート体制についてはこちらのブログで詳しく解説しています。

まとめ——「以前は対象外」は2026年6月から過去の話になりました

今回の診療報酬改定のポイントを3点で整理します。

  1. 簡易検査の基準:AHI 40以上 → AHI 30以上に緩和
  2. 精密検査(PSG)の基準:AHI 20以上 → AHI 15以上に緩和
  3. 条件によっては入院検査なしでのCPAP導入が可能に

「以前に断られた」「グレーゾーンと言われた」「症状はあるのに検査に踏み切れなかった」——そのいずれも、今が再評価のタイミングです。いびきや日中の眠気を「年齢のせい」「疲れのせい」と放置せず、一度検査で数値を確認することをお勧めします。

睡眠時無呼吸症候群・いびき外来もご相談ください

「いびきを指摘される」「日中に強い眠気がある」「睡眠中に呼吸が止まっていると言われた」——今回の基準緩和を機に、まずは当てはまるかどうかをご相談ください。横浜・関内の当院では呼吸器専門医が簡易検査・精密検査(PSG)を自宅で行い、結果に応じてCPAPなどの治療をご案内しています。CPAPの適応は診察・検査結果をもとに判断いたします。睡眠時無呼吸症候群・いびき外来の詳細はこちら。下記のWEB予約・LINE予約・お電話(045-263-6868)からご相談いただけます。受診方法に迷う場合は、まずはお電話でお問い合わせください。

関内サンドウ内科医院にご相談ください

自宅での簡易検査からスタートできます。仕事を休む必要はありません。

「以前に他院で基準外と言われた」「AHI 15〜39の範囲で経過観察中」「いびき・日中の眠気が気になっている」という方は、ぜひ一度ご相談ください。呼吸器専門医が検査結果をもとに、今の基準で対象になるかどうかをその場でご説明します。

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