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健康診断の結果が届いたら——「要再検査」は内科へ行く順番がある

[2026.05.25]

健診結果の封筒を開けたら要再検査要精密検査の文字が並んでいた、という経験はありませんか。

複数の項目に印がついていると「一度にすべて対応しなければならないのか」「どれが最も危険なのか」と途方に暮れてしまう方も少なくありません。実は、健診の再検査項目には今週中に動くべきものと、3ヶ月以内で良いものが混在しています。すべての項目を同列に扱う必要はありません。

横浜・関内で内科・呼吸器科・消化器科を専門とする当院の医師が、項目ごとの優先順位の考え方と、内科で対応できる範囲をわかりやすく解説します。

判定区分から判断する受診の優先順位と緊急度

判定ごとに「何日以内に受診すべきか」の目安を整理しました。複数の項目に指摘がある場合は、まずE判定D判定の対応を最優先に考えてください。

判定 内容 受診の目安
E(要治療) 治療が必要な状態 今週中
D(要精密検査) 追加検査が必要な状態 2週間以内
C(要経過観察) 数値は基準を逸脱しているが緊急性は低い 3ヶ月以内
B(軽度異常) 日常生活に支障なし 次回健診まで

自覚症状の有無で判断するのは危険です

高血圧、高血糖、脂質異常症はいずれも、数値が相当悪化するまで自覚症状がほとんどありません。「体調が悪くないから大丈夫」という自己判断は、これらの疾患においては非常に危険です。症状がないからこそ、数値の異常は体からのサインとして真摯に受け止める必要があります。

項目別の具体的な緊急度と受診タイミングの目安

緊急度(高):今週中に受診すべき項目

以下の数値に該当する場合は、自覚症状がなくても早急に医療機関を受診してください。

  • 収縮期血圧が160mmHg以上、または拡張期血圧が100mmHg以上
  • 血糖値が空腹時200mg/dL以上、またはHbA1cが8.0%以上
  • 心電図で要精密検査の判定が出た場合
  • 尿蛋白が2+以上

これらは放置すると脳卒中や心筋梗塞、腎不全などに直結するリスクがあります。例えD判定であっても、速やかに動くことを強くお勧めします。

緊急度(中):2〜4週間以内に受診すべき項目

LDLコレステロール 160mg/dL以上
中性脂肪 300mg/dL以上
肝機能(AST・ALT・γ-GTP) 基準値の3倍以上
尿潜血 陽性(2回以上)
貧血(ヘモグロビン) 男性11g/dL未満、女性10g/dL未満

これらは急激に命に関わるリスクは低いものの、原因を特定せずに放置すると治療が長期化する恐れがあります。遅くとも今月中の受診を目指しましょう。

緊急度(低):3ヶ月以内の受診でよい項目

  • 血圧・血糖・脂質の数値が軽度に基準を超えている(C判定)
  • eGFR(腎機能)が60〜70台の軽度低下
  • 軽度の肝機能上昇(基準値の1〜2倍以内)
  • 体重・BMIの異常(肥満判定)

緊急性は低いですが、先送りは禁物です。この段階で生活習慣の改善に取り組むことが、将来の重症化を防ぐ最大のチャンスとなります。

内科で相談できる項目と専門医への紹介

「どの診療科に行けばいいかわからない」という場合でも、まずは内科を受診することで適切な診断と振り分けが可能です。

当院の内科で対応可能な項目

血圧の異常 高血圧
血糖・HbA1cの異常 糖尿病・糖尿病予備群
脂質の異常 LDL・中性脂肪・HDL
肝機能の異常 AST・ALT・γ-GTP
腎機能の異常 クレアチニン・eGFR
尿検査の異常 尿蛋白・尿潜血
血液検査の異常 貧血・白血球・血小板

必要に応じて専門科へ紹介する項目

検査の結果、より詳細な専門治療が必要と判断された場合は、以下のような専門科へご紹介いたします。

  • 心電図の異常(不整脈など) → 循環器内科
  • 眼底検査の異常 → 眼科
  • 胃部X線・便潜血陽性 → 消化器内科(内視鏡検査)
  • 胸部X線の異常影 → 呼吸器内科

再検査・精密検査の受診プロセス

当院で再検査を受ける際の標準的な流れをご案内します。

  1. 問診と結果票の確認
    持参された健診結果票に基づき、生活習慣や既往歴、現在服用中の薬などを詳しく伺います。
  2. 追加検査の実施
    必要に応じて、血液検査、尿検査、心電図、胸部X線検査などを当日に実施します。一度の来院で完結できるよう配慮しています。
  3. 診断と治療方針の決定
    検査結果を基に、経過観察で良いか、服薬が必要か、あるいはさらなる精密検査が必要かを分かりやすく説明します。
  4. 会計と今後の計画
    健診後の再検査は健康保険が適用されます(3割負担で3,000〜5,000円程度が目安です)。

まとめ:健康診断の結果を放置しないために

健診結果を有効に活用するためのポイントは以下の3点です。

  1. E・D判定は2週間以内、C判定は3ヶ月以内を目安に動く
  2. 項目が多くても、まずは内科1箇所に相談して優先順位を整理する
  3. 自覚症状のなさを過信せず、数値の異常を早期発見の機会と捉える

「来年の健診まで様子を見よう」と放置してしまうのはリスクが伴います。数値の異常を放置することの危険性については、当院のブログ健診結果を引き出しにしまっていませんかもぜひご一読ください。

横浜・関内での再検査は当院へご相談ください

「何から話せばいいかわからない」という状態でのご相談も歓迎いたします。健診の結果票をそのままお持ちいただければ、医師がその場で優先順位を判断し、必要な検査や治療を整理してご説明します。

当院は内科・消化器科・呼吸器科を併設しており、関内駅から徒歩すぐの立地でWEB予約やLINE予約にも対応しております。どうぞお気軽にご来院ください。

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