目のかゆみ
目のかゆみとは?
「目のかゆみ」は、まぶたや目の表面(結膜)がムズムズしてかきたくなる不快な症状です。多くの場合、アレルギーや感染、乾燥などが原因です。
とくに春や秋など、花粉が多い時期にかゆみを訴える人が増えます。また、エアコンの風やパソコン・スマホの使いすぎなども影響することがあります。
目のかゆみの主な原因と種類
アレルギー性結膜炎
もっとも多い原因で、花粉(スギ・ヒノキ・ブタクサなど)やハウスダスト(ホコリやダニ)、動物の毛、カビなどに反応して起こります。両目にかゆみがあり、白目が赤くなったり、涙や目やにが増えることがあります。
花粉症による結膜炎(季節性アレルギー性結膜炎)
特定の季節に症状が出ます。目のかゆみに加え、鼻水やくしゃみなどを伴うことが多いです。
通年性アレルギー性結膜炎
年中いつでも起こるタイプで、原因としてはハウスダストやペット、カビなどが関係します。
ウイルス性・細菌性結膜炎
感染によるもので、かゆみよりも「痛み」「大量の目やに」「赤み」が目立ちます。かぜと一緒に出たり、他人にうつることもあるので注意が必要です。
ドライアイ(目の乾燥)
目の表面が乾いてしまい、ゴロゴロしたりかゆくなることがあります。コンタクトレンズの使用、エアコンの風、長時間の画面作業が原因になります。
その他
まつ毛の根元にある皮脂腺の炎症(ものもらい)や、化粧品・目薬による刺激、紫外線の影響などもかゆみの原因になります。
かゆいからといって目をこすりすぎると、目の表面が傷ついたり、まつ毛が抜けたりする原因になります。症状が続くときは、早めに医療機関を受診しましょう。
目のかゆみの検査
目のかゆみが続いたり、日常生活に支障が出るような場合は、原因をはっきりさせるためにいくつかの検査を行います。
【1】問診
- いつからかゆみが出たか
- 両目か片目か
- 他に鼻水やくしゃみはあるか
- 目やに、涙、充血の有無
- 花粉症の既往歴や、家族歴 などを確認します。
【2】目の診察(スリットランプ検査)<眼科紹介>
専用の顕微鏡で目の表面を詳しく観察します。結膜の腫れや充血、目やにの性状、角膜に傷がないかなどをチェックします。
【3】アレルギー検査(血液検査)
血液中の「IgE(アイ・ジー・イー)」という抗体の量を調べたり、特定のアレルゲン(花粉・ダニ・動物・カビなど)に対する反応を見る検査です。
【4】結膜擦過(けつまくさっか)検査<眼科紹介>
まぶたの裏側を軽くこすって細胞を採取し、好酸球(こうさんきゅう)というアレルギーに関係する細胞が多いかどうかを顕微鏡で調べます。
【5】涙の検査(ドライアイのチェック)<眼科紹介>
涙の量や質、涙の成分の異常を調べる検査を行い、ドライアイの有無を確認します。
これらの検査によって、アレルギーなのか、感染症なのか、乾燥によるものかを明確にし、適切な治療につなげていきます。
目のかゆみの治療
目のかゆみの治療は、原因によって大きく変わります。アレルギーか、感染か、乾燥かを見極めることが重要です。
【1】アレルギー性結膜炎の治療
- 抗アレルギー点眼薬:ヒスタミンというアレルギー物質の働きを抑える薬です。かゆみや赤みを和らげます。
- ステロイド点眼薬:症状が強い場合に使います。強力に炎症を抑えますが、長期間の使用には注意が必要です。
- 内服薬(飲み薬):目だけでなく鼻症状もある場合には、抗アレルギー薬を内服します。
→ 原因となるアレルゲン(花粉、ハウスダスト、ペットなど)を避ける工夫もあわせて行うと効果的です。
【2】感染性結膜炎の治療
- 細菌性:抗生物質の点眼薬を使用します。
- ウイルス性:特効薬はないため、対症療法が中心となります。人にうつる可能性があるため、手洗い・タオルの共用を避けるなど感染対策が必要です。
【3】ドライアイの治療
- 人工涙液の点眼:涙の量を補い、目の乾燥を防ぎます。
- 涙の排出を減らす治療:涙の出口をふさぐ「涙点プラグ」などの処置を行うこともあります。
- 生活習慣の見直し:画面を長時間見すぎない、エアコンの風を直接当てないなどの工夫が必要です。
【4】生活でできる予防と対策
- 花粉の季節にはメガネやマスクを活用
- 外出後は目を洗う、洗顔する
- コンタクトレンズの使用時間を短くする
- 手で目をこすらないように注意
- 目薬は医師の指示に従って使う(市販薬は使いすぎに注意)
ご相談ください
目のかゆみは多くの人が経験する身近な症状ですが、原因によっては長く続いたり、重症化することもあります。症状が改善しないときは我慢せず、早めに相談することが大切です。あなたの目の健康を守るために、私たちがしっかりサポートし、必要に応じて総合病院の眼科にも紹介可能です。
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